「うちの子は、塾に行かなくても大丈夫」。そう思っている保護者の方に、はっきりお伝えします。大丈夫ではありません。理由は、お子さんの力ではなく、比べている相手にあります。
「特別な子」が集まる高校で、起きていること
福島高校に入る生徒は、地元の中学では間違いなく「特別な子」です。その福島高校で、令和7年春、東北大学の理系学部(理・工・農・医学科・歯・薬)を現役で受けた生徒は32人。合格したのは3人でした。
しかもこの3人には、学校推薦型・総合型選抜での合格も含まれています。内訳は公表されていませんが、一般選抜での合格は、多くても3人ということです。
同じ資料では、医学部医学科の合格28名のうち、現役生が一般選抜で得た合格は5名です。中学までずっと上位にいた子たちが集まっても、これが現実です。
「うちの子は特別」。それは多くの場合、県内の、同じ学年の中での話です。福島高校に入ると、周りは全員その「特別な子」です。そして大学入試では、その上に全国の受験生がいます。
県内で70、全国で50
当塾の卒業生の保護者の方から、こんな言葉をいただいています。
娘が中学三年生の時、県内の模試の偏差値は70以上でしたが、全国模試の偏差値は50前後でした。
県内では上位でも、全国の、難関大を目指す受験生の中に入れば真ん中です。これは特別な例ではなく、物差しが変わっただけです。高校入試は県内の勝負ですが、大学入試は全国の勝負です。首都圏の難関中高一貫校では、学校とは別に塾で先へ進んでいる生徒が少なくありません(高1のうちに高校数学をほぼ一周する理由)。
「学校の勉強だけで大丈夫」と言われて
別の保護者の方は、上のお子さんのときの経験を、こう書いてくださいました。
『県内でトップレベルの進学校なのだから学校の勉強だけで大丈夫』というお話を先生方から聞き、それを信じて従った結果、卒業時には数学が手遅れになっており、医学部受験に失敗。
「大丈夫ではなかった」と分かるのは、多くの場合、高3の秋に模試の判定や過去問の点数を見てからです。そのときには、取り戻す時間がほとんど残っていません。学校は、大学受験に合わせて授業の進度を組む場所ではありません。
その「大丈夫」を確かめる、4つの問い
- 高1の終わりまでに、高校数学の全範囲を一度見終える予定がありますか
- お子さんは、県内の模試ではなく、全国の難関大志望者が受ける模試で、どのあたりにいますか
- 共通テストで点が取れることと、二次試験の記述答案が書けることを、分けて考えていますか
- 授業で分からなかったところを、その日のうちに質問できる相手がいますか
一つでも「いいえ」や「分からない」があるなら、いまの「大丈夫」は、確かめたうえでの大丈夫ではありません。
気づくのが早いほど、取り戻せる
大丈夫ではないと気づいたとき、間に合うかどうかは、始めた時期で決まります。当塾が高1の4月までの入塾をすすめるのは、そのためです(大学受験の塾は、いつから通えばよいか)。
まずは、お子さんのいまの位置を確かめるところから始めてください。学習相談だけでも承ります。数字の詳しい読み方は数字で読む、一般選抜の現在地にまとめています。
福島高校の数字は、同校の公表進路資料(令和6年度卒業生)から当塾が集計したもの。受験者数・合格者数は延べ数で、学校推薦型・総合型選抜を含みます。保護者の方の言葉は、保護者様・塾生の声に掲載しているものからの抜粋です。